眼心体統合検査 勉強会の記録 2011年

11月16日
モニターにご応募いただいた方の検眼
 
10月19日
モニターにご応募頂いた一般の方2名の検眼
   輻輳、開散力が強く、集中型の眼。
  近距離作業では、裸眼で距離が合うくらいの軽い近視。そのため、近見視力は裸眼で充分あるが、力みを抜くレンズを入れることで
  眼や身体の緩みを感じながら見れることを体感してもらった。
  ・脳のストレスと身体のストレスの違いを知ってもらう検査

   コンタクトレンズを使用し、S-7.00程度の近視。
  ポラテストやアメリカ式21項目検査では、それほど大きなずれは無いが身体の不調を強く訴えている眼。
  コンタクトの上から使うメガネや、裸眼でのメガネなど、コンタクトを使いたい方への眼鏡処方や提案。
9月14日
モニターにご応募頂いた一般の方への検眼
8月23日
■モニターご応募頂いた一般の方への検眼

■勉強会初参加者の眼をモデルに、勉強会メンバーが検眼

7月13日
■モニターにご応募頂いた方の検眼
カバーテストの他覚検査では外斜位、自覚では内斜位に出る眼への処方。

めまい
めまいを引き起こしているときの三半規管の状態と、
眼の緊張から起こるストレスが引き起こす症状との共通点。

■ビジョントレーニングとして使われる具体的なグッズの活用法
眼・心・体・統合法では、トレーニングは日常にあるという考ですが検査を受けた本人や家族が、向上を確認するときに目安となるものとして
活用できる幾つかのグッズの使い方。

6月23日
■身体の病気と眼の関係

5月18日
■少年野球チームのスポーツビジョン検査を見学
毎年、視覚情報センターにて、新入団の中学生の検査を行っているチーム。
今年は30名弱を4日間に分け実施。そのうちの一日を見学。

通常の屈折検査をはじめ、立体視感度、眼球運動と身体動作、反射反応などを調べる。現在の視覚機能の状態、そして見るということについて、学生一人ひとりと
その親御さんに説明アドバイスを行った。

ほとんどの眼鏡店では、視力の落ちた人への検眼が多く、視力の良い人に向けた眼の使い方のアドバイスや視力低下を防ぎやすい提案などは実践する機会が少ない。
眼・心・体・統合法による今回の検査では、それらを自店で活用する具体的な方法も含まれており、眼鏡作成にも応用することができる内容であった。

4月20日
■モデルにご応募いただいた一般の方の検眼
20代男性。遠見も近見も視力には問題がない眼。
気になる症状は、肩の張り(他に大きな症状はない) 

モデル応募の目的 
 ・自分の眼を知りたい。
 ・柔道整復師を目指しているため眼と身体の関係を知りたい。


モデルの方の感想
  子供の頃から、視力は良かったのでそれでいいと思いこんでました。
  しかし、視力は部分でしかない!見えてるから良い眼ではない!
  実際、眼鏡をかけた時の身体の緊張、重心の位置、四肢の自由度、
  目に入ってくるもなが自然に飛び込んでくる感じを体験させて頂いて、
  これが怪我をしない身体!強い身体!だと感じました。


■身体の重心と眼の関係

眼・心・体・統合法の中でも、眼と身体について
モデルの方にも協力してもらい体感での検証。


■最近放送された老眼の手術についてのテレビ番組を視聴
視力第一主義(見えるかどうか)だけを基準にした先に、心身の健康を損ねる危険性があることを知らずに放送された番組。 
健康につながるメガネや眼の使い方を学ぶ立場から内容の問題点と改善策を話し合った。

3月23日
■モデルにご応募いただいた一般の方の眼の検査
30代男性。中程度の近視。
主訴:眼と身体の疲労・頭痛・肩こり・耳内・アトピー・鼻炎・高血圧・緑内障
特にデスクワークでの疲労と集中力低下が強い。

上下斜位と外斜位があるが、安定した眼位測定ができず米式21項目検査とポラテストでの結果が異なる。

こうした眼への検査と眼鏡度数設定など。


■ブロックストリングの実践活用法
両眼視機能トレーニングとしてよく使われるブロックストリング。トレーニングとしてだけではなく、左右ふたつの眼で見ることの啓蒙方法や、
度数設定の一環として使う方法など、機能に問題が無い人にも活用できる方法。

2月23日
初めての参加者3名の眼をモデルに学ぶ
1.ポラテストや米式21項目検査の値に頼り過ぎて外斜位を内斜位で処方してしまった例
   現在、内斜(BASE OUT)のプリズムが入った眼鏡を使用中。本質は外斜位だが、長い間の眼の使い方の癖から、BASE INを受け入れることが難しい状況。
   ブロックストリングスや眼の動き、言葉かけなど、このような眼への検査や対応を学んだ。ほとんどの両眼視機能検査は、出てきたずれをそろえるという起こった現象への
   対処だけであることが多い。眼・心・体統合検査は、「なぜこの人の両眼の向きがこのような癖になったのか」を探っていく。
   
過去の経緯、現在の状態、この使い方の先にある未来を考えることの重要性。

2.視力が良い眼 20才代

  一般には眼鏡が必要ないとされる眼。眼の使い方の特徴をつかみ、スポーツや学習、行動を見抜き、能力を高めるための眼鏡を提案できるか参加メンバーが実践で検査。

3.やや強い近視で片目の網膜への障害がある眼

  近視になった経緯、網膜に問題が起こった推測される原因を、本人が実感しながら学んだ。

1月23〜24日
オリックス・バファローズ球団への視覚機能検査 
眼・心・体・統合勉強会の実践勉強としてメンバーの中から6名の眼鏡士が参加

1980年代の阪急ブレーブス時代からはじまった視覚機能検査。球団としてほぼ全選手を調べだしてからは18年目を迎える。
検査の主な内容は、ポラテストや米式21項目検査を用いた屈折検査、両眼視機能検査。輻輳力、開散力、眼位などの測定。
追跡視、跳躍視、周辺視といった眼の使い方、物の見方の癖、眼の動き、眼と身体の反応テストなど。

基本的には眼鏡処方で行う検査とほぼ同じものであるが「眼・心・体・統合検査」では、人間の眼を「眼」単体ではなく体や心を含めて考えるため、スポーツや子供の学習能力、視力低下、老眼、健康問題など、あらゆる人の眼に応用がきく内容となっている。
参加メンバーは、スポーツビジョンが特別なものではなく、日頃の一般の人への眼鏡作成や視覚検査がいかに重要かを実感する機会となった。


検査の目的は、選手の眼の使い方や見方の特徴を導き出し、プレー向上につなげること。機器を使った検査で数値を取るだけでは実践に活かせないため、選手一人一人に田村代表がカウンセリングやアドバイスを行うのも恒例である。検査員として何度目かの参加になるメンバーは、眼と身体動作や心、意識の関連性を、体感を交えながら選手達へレクチャーすることに挑戦した。

選手の中には、眼とプレーの関連を積極的に質問したり、眼の緊張をほぐすことで身体の動きが変わることを体感しプロテクトメガネの使用を希望する声も出た。

視覚情報センター